銀行員モリゾーのマネーブログ

銀行員モリゾーが日々のお金に関してのニュースや考えを発信していくブログです。また職場では言えないぶっちゃけ話もできればと思っています。よろしくお願いします!

【初心者向け】大切な資産を守りましょう!狙われているのはみなさんの〇〇かも知れません!?現役銀行員が金融機関から騙されない方法についてお話します。

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

今回はちょっと刺激的なタイトルですね(笑)。

 

お伝えしているように私は銀行で個人向けの営業をしています。

住宅ローン融資や投信、保険販売がメインになります。

 

みなさまもご存知の通り、近年日本は超低金利が常態化しているため、銀行は従来の利ザヤで稼ぐビジネスが困難となっています。そんな状況もあり、収益性商品を売る営業が盛んに行われているわけです。

 

私はその現状がどうしても良いとは思えません。

 

今回は金融機関にみなさんや周りの方が騙されない方法について、私なりの考えをお伝えしていこうと思うので、ぜひ見ていただければと思います。

 

 

モリゾーの考える理想的な銀行員とは?

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私はメジャーな金融商品すべてをワンストップで適切に提供できる銀行員が理想だと思っています。

 

銀行では数多くの金融商品を取り扱っています。預金や国債、投信、外貨預金、保険、各種ローンなど、とてもバラエティー豊かに商品をご案内できます。

 

ですので、それぞれの商品をよく理解し、それらに付随する知識(公的保障、税制、マーケットなど)を持っておけば、お客さまのライフイベントへのお手伝いをワンストップで行うことが可能です。

 

お金に関しての相談って全てが絡んでいると思いませんか?

 

なので、みなさんそれぞれが本当に合うものって何だろう?にお応えできる銀行員になりたいなと常日頃思っています。

 

 

実際の銀行員はどうなのか?

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では実際の銀行員はどうでしょうか?

 

残念ながら、上述したような銀行員は少ないです。多くの銀行員は会社からの指示を忠実にこなします。つまり、会社が望む金融商品を販売するプロになれるわけです。

 

例えば、収益性重視で保険販売を強化せよと号令があった場合には、ほんの1週間前には「この投信は旬なテーマを扱っていまして、未来有望です!」から、「こちらの保険商品であれば、しばらく使わないお金の置き場として最適です!」と見事な変貌を遂げます。

 

少し前までは投信を販売していたのに、会社の号令一つで保険販売に完全シフトする、これができてしまいます。

 

なので、お客さまファーストではなく、会社の収益ファーストになってしまっています。

 

 

狙われているのはみなさまの○○!?

 

銀行営業はとても上手にできています。

 

言葉を選ばずに言うと、金融リテラシーのないお客さんをカモにしています。

 

本ブログをお読みいただいているような金融知識の豊富な方はまず問題ないかと思います。

 

ですが、みなさんの周りの方(特に親御さん)はどうでしょうか?やはりみなさん程は知識豊富!とまでは難しいのではないかなと思います。

 

例えば、50歳後半以降の方はたくさん預金されていて、運用せずにそのまま放置しているケースが多いです。

 

銀行では顧客管理システムを活用し、そういった方々の抽出がされています。加えて、それらの方々に刺さるようなセールストークが常に展開されています。

 

ですので、みなさんの親御さん世代に魔の手が伸びている可能性は十分あり得ます。

 

たまにで良いので、お金についての相談に乗ってあげてください。

 

 

銀行員から大切な資産を守るためにすべきことは?

 

ここまで、銀行員の現状や狙われているのはみなさんの周りの方ではないかとお伝えしてきました。

 

その上で大切な資産を守るためにどんな方法が適切でしょうか?

 

私は以下の2点を意識することが大切だと思います。

 

なお、銀行にはそもそも行くなというごもっともな意見はあるかと思いますが、今回はそちらは除きます。ご自身で調べて行動に移せる方は問題ありませんが、一定数は対面で相談したいというニーズをお持ちの方がいるのも事実ですからね。

 

大切な資産を守るために
  • あなたなら買いますか?と逆質問してみる
  • なぜ、その商品がベストなのかを詳しく聞いてみる

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

あなたなら買いますか?と逆質問してみる

 

ぜひ聞いてみてください。

 

多くの銀行員はこれを聞かれたら怯むと思います。

 

先ほどもお話していますが、銀行員のほとんどはあくまで販売のプロでしかありません。つまり、明確なニーズを汲み取って提案しているのではなく、会社の指示でやっているケースがとても多いです。

 

ですので、このように急な逆質問をされるとボロが出る可能性が高いと思います。例えば、商品紹介の時は饒舌だったのに、自分の立場ならどうかと聞かれると、明確な意見を述べられない、とかですね。

 

 

なぜ、その商品がベストなのかを詳しく聞いてみる

 

提案される商品はいわゆるよく売れている商品が多いです。

 

「よく売れているのだから良い商品でしょ?」は勘違いで、収益性が高く、売りやすい商品だからです。

 

なので、なぜその商品が自分に合っているのかをぜひプレゼンしてもらいましょう。

 

その際にみなさんが想定されているライフイベントを確認し、それらに関する客観的なデータを提示、その上で必要金額やリスクを示し、それらに必要な商品はこれです!とプレゼンしてくる、そしてそれらがみなさんの中で納得いくものであるならば、その銀行員は信頼しても良いかと思います。

 

 

さいごに 

 

本日は銀行員なのにこんな記事大丈夫なの??と思われるような内容を書いてみました(笑)。

 

私ができる限りお客さまの金銭面での不安を和らげるものを提案したいと思っています。そうじゃないと仕事をしていて、気持ち良くないんですよ。

 

なので、会社や自分の成績のみに固執し、それっぽく営業している銀行員を見ているとモヤモヤしてしまうんです。

 

みなさんの大切な資産を守ることはもちろんですが、正しい判断をできる方が一人でも多くなれば、銀行営業のあり方も変わってくるかと思ったので、今回のような記事を書いてみました。

 

これからもたまにはこんなテイストの記事を出してみようかなと思うので、ぜひ読んでみてください。

 

本日も本ブログをお読みいただき、ありがとうございました!

 

【朗報】楽天証券の口座開設数が600万口座達成!!将来お金持ちになるには証券口座は必須です!!

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

自分で毎日宣言をした直後にすぐ更新できないという何とも情けない事態を起こしてしまいました。ほんと何かを毎日当然のように続けることはむずかしいと痛感しています。と同時に、継続し続ける方々へのリスペクトが日に日に大きくなっています。

 

さて、本題にいきましょう。

 

将来に向けて、コツコツと取り組んでいる個人投資家のみなさまに朗報です!

 

我らが楽天証券の口座開設数が600万口座を達成しました!

 

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口座開設数600万口座達成!

 

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右肩上がりの楽天証券口座開設数

 

5/19 楽天証券は証券口座開設数が600万口座に達成したことを発表しました。

 

2020年12月に約9ヶ月で100万口座達成増となる500万口座に到達、そこからわずか5ヶ月ほどでさらに100万口座増で600万口座と到達となります。

 

楽天証券は1999年に日本で初めてオンライン専業の証券会社としてサービスを開始して以来、すべては個人投資家のためにをモットーにサービスの拡充に努めてくれています。

 

近年は楽天経済圏の強みを活かしたサービス、特に楽天ポイント」を活用しての取引、「楽天カード」の1%ポイント還元を受けながら投信積立ができるサービスの拡充などが好評となり、2020年の新規口座開設数は3年連続で業界最多にもなりました。

 

また、前述した楽天カードでの投信積立の効果もあり、2016年3月末には証券口座全体のおよそ32.5%だった30代以下の顧客が、5年で42.3%に増加しているとのことです。

 

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資産形成層に支持される楽天証券

 

 

楽天カード積立×つみたてNISAは多くの方にとって最適解になり得ます!

 

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楽天証券のつみたてNISAは100万口座達成

 

また投信積立の設定人数は133万人、積立設定金額は前年同期比164.8%増の月額約450億円になっており、とても多くの資産形成層の方に活用されているそうです。ちなみに、これは1人当たり月額約33,000円です。

 

こちらの金額どこかで見覚えがありませんか?

 

そうですね、つみたてNISAでおおよそ毎月積立可能な満額に近い金額です。

 

楽天証券は今年の2月末時点でつみたてNISA開設数が約109万口座に到達したことを発表しています。

 

prtimes.jp

 

つまり、多くの個人投資家楽天カード積立×つみたてNISAを有効活用できているんだと思います。

 

つみたてNISAを活用することは20~40代の資産形成層の方々にとって最適解の一つだと私は思っています。

 

例えば、楽天証券積立ランキングを見てみると、月間設定件数の1位にはeMAXIS Slim S&P500がいますね。

 

Slim S&P500は米国株式市場に連動するインデックス投資です。過去ずっと右肩上がりを続けてきた優良指数で、年平均およそ6%以上で成長してきました。

 

仮にS&P500連動の投信につみたてNISAを活用して、毎月33,000円投資したらどうなるでしょうか?

 

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米国市場にコツコツつみたてし続けると?

 

あくまで試算とはなりますが、20年間の積立でこれだけ積み上げることが可能です。目的が老後資産形成であるならば、ここまで用意ができれば、金銭面での不安はかなり和らげられるのではないでしょうか。

 

また楽天カード積立で得たポイントをそのまま投資に回すことや、その他楽天サービス(私は楽天でんきやモバイルの毎月料金に充てています)にて活用もできますからね。

 

さいごに

 

本日は楽天証券のおめでたいニュースを記事にしました。

 

楽天証券SBI証券個人投資家が将来のための資産形成をする上で最適解となり得る証券会社です。

 

今回の600万口座達成を記念としたキャンペーンも開催されるらしいので、これを機に口座開設してみて、投資デビューをされてはいかがでしょうか?

 

投資をする上で不安を感じてしまうよという方はぜひ本ブログまでお越しください。

 

引き続き、投資は続けていくことが大切ですよということを言い続けていきます。少しでも気持ちの面でみなさんに貢献できればと思います。

 

本日も本ブログをお読みいただき、ありがとうございました!

 

【マネー論】お金持ちになるためにはモノを減らすことが大切?本物のお金持ちの事例も参考にして、目指していきましょう。

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

私はお世辞にも自分の部屋が綺麗だとは言えません。ゴミ屋敷というわけではありませんが、何かと使わないモノで溢れているんですよね。

 

何とかして、部屋を整理する手段はないものかと有効な方法や考え方を探していくうちにこんな記事を見つけました。

 

※そもそも記事探しする前に掃除しなよ??というお言葉。謹んでお受け致します(笑)。

 

media.moneyforward.com

 

タイトルは『モノを減らすとお金が貯まる?スッキリ暮らす節約術』です。

 

「余計なモノが多いという悩みを解決しつつ、お金も貯まる!?今の自分にはうってつけじゃないか!」となり、記事を書いています。

 

さて、早速紹介していきますね。

 

 

記事要旨

 

「現在の住まいへの不満は?」というアンケートをすると、たいてい「収納が足りない」という答えだそうです。場所によっては、余裕がある収納を確保することが難しいかもしれません。

 

ですが、筆者は逆にか考えてはどうかと述べています。収納が足らないのではなく、モノを持ちすぎなのではないかと。

 

もちろん、必要なモノは所有して大丈夫です。ただ、必要でないモノまで持ち続けると収納は足りなくなります。

 

本当に必要なモノは何か、必要なモノだけになった暮らしがどのようになるのか、考えてみましょう。

 

 

必要以上に置いてある調味料や洗剤類

 

チラシなどを見て、いつもより調味料や洗剤などが安くなっていると「今が買い時!」と在庫のうむに関係なく買ってはいないですか?

 

在庫が複数あると、所有している数を把握できず「もう無かったかも」と思い込み、また買ってしまうという悪循環になってしまいます。また、食品などは複数の在庫を抱えることで、必ずと言っていいほど、賞味期限切れとなったものも並びます。

 

安いからと買っても、お金だけではなく、保管場所の点でも無駄になってしまっているとのことです。

 

 

在庫はいくつが適正?

 

実際、どれくらいの在庫が適正なのでしょうか?

 

そのモノ1つの無くなるスピードや、買い物に行く回数や通販で届く日数にもよります。目安として、使用中のものにプラス1つで十分ではとのこと。

 

この場合、在庫のモノを使い始めた段階で新たに購入するというサイクルにしておけば、所有個数は把握でき、収納場所を圧迫し過ぎることも避けられるのではないでしょうか?

 

 

服、カバン、靴などの在庫過多も無駄遣いのもと

 

これらも同様に所有しすぎると無駄遣いにつながります。

 

自分が何を持っているか把握できていないと、また同じような服を見かけた時に衝動買いしてしまうからです。

 

それらを続け、数年に1度まとめて処分するのは、一見スッキリさせた気分になりますが、実はもったいないことをしているかもしれないです。ただ、現実はこれを行ってしまっている方がとても多いとのこと。

 

服などの管理は、各アイテム毎に所有個数を決めることが大切です。

 

個数を決めたらそれ以上のものは処分すべきです。

 

また、残したものは写真に撮るなどして、いつでも確認できるようにしておき、スマホのクローゼットアプリなどで在庫管理しておくべきでしょう。

 

そうすることで類似品のダブり買いも防ぐことができます。加えて、自分の服の傾向や、残した服の中でも意外と着る機会の無い服が分かったりなど、管理すれば見えてくることがあるそうです。

 

 

目指すは自分の家の全てのアイテムの在庫数を決めること

 

これまでの内容を踏まえて、筆者は自分の家の収納に合わせて、アイテム毎に所有する個数を決めてモノを減らすことを目指すべきと述べています。

 

このような暮らしになれば、「買う」という行動に慎重になり好きなモノばかりに囲まれた生活になっていきます。

 

また収納がきちんとされている家は掃除が楽になり、結果的に時間の節約にもつながります。

 

記事を読んだ感想・意見

 

自分に必要な分だけのモノを過不足なく所有することで、収納場所の悩みを無くし、かつ余計な購買行動を避けることができるので、節約につながると具体例を交えて説明してくれています。

 

私個人は記事で紹介されている具体例をオールコンプリート、余すことなくやっていますね(汗)。

 

もちろん、洗剤などの日用品は安い時のまとめ買いはありかと思いますが、食材や調味料、衣類については完全に無駄遣いをしてしまっています。

 

モノが多く、それらをどのように整理するかを考えるのは余計な時間を使うことになってしまうのでもったいないですよね。

 

特に今は本業に加えて、ブログやTwitterでの発信も行いたいし、勉強や読書にも時間を割きたいと考えているので、よりそこの時間を減らしてあげることは必要かなと思いました。

 

 

本物の大富豪は質素倹約が多い

 

ところで、モノを整理することで収納場所はもちろん、お金も貯まりやすくなるとありますが、実際のところどうでしょうか?

 

例として極端かもしれませんが、世界の大富豪達は意外と質素倹約な方が多いことが知られています。

 

 

毎朝コーラを飲み、マクドナルドのハンバーガーを頬張るウォーレン・バフェット

 

オマハの賢人」「投資の神様」などと言われるウォーレン・バフェット氏は、三代投資家の一人で現在は保険業を足場とした機関投資家としてバークシャー・ハサウェイの会長を務めています。

 

また、世界の長者番付で毎回上位に食い込む有数の大富豪です。

 

そんなバフェット氏ですが、1958年に3万1500ドル(日本円で大体320万円前後)で購入した質素な自宅に住んでいます。また、毎朝コーラを飲み、マクドナルドのハンバーガーをほおばっているそうです。

 

 

「私はこのうえなく幸せだ。家を6軒や8件も所有していたら、むしろ状況は悪くなっていただろう。私は必要なものをすべて持っている。これ以上はいらない。一定のレベルに達したら、それ以上は違いはない。」 

                          2014年のバークシャー・ハサウェイ株主総会にて

 

 

 

質素な生活を選択し、資産の大半を慈善事業に寄付するマーク・ザッカーバーグ

 

もう一人紹介します。

 

Facebookマーク・ザッカーバーグ氏です。

 

彼も質素倹約な生活を送る大富豪として、とても有名です。シンプルなTシャツとジーンズを制服のように常に身に付けています。

 

また、莫大な富を手にしても一切感化されず、2015年12月には、夫婦で保有する同社株の99%を存命中に慈善事業に寄付するとも発表しました。

 

「私はすっきりとした生活を心から望んでいる。そうすれば、決断事項を極力減らして、Facebookに最大限貢献するにはどうすれば良いかということだけに集中できる」

                                ザッカーバーグ氏の発言より

 

 

 

さいごに 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

モノを整理することで自分自身の考え、動く時間を確保できることが再認識できました。それにお金の面でも、あまり気にしていないだけで、余計なモノを購入したり、使いきれなかったりと無駄が多いなと振り返るきっかけになりました。

 

また、本物の大富豪達も質素倹約な生活を送っていると知るととても親近感が湧きますね。

 

バフェット氏やザッカーバーグ氏のように投資やビジネスで、あそこまでの資産を作り上げることはほぼ不可能ですが、彼らの考え方や習慣を取り入れることは可能です。

 

最高のお手本がいる以上、お金への不安を無くし、自由になりたい私からすると真似する以外の選択肢はないかなと。

 

お金持ちの行動や考え方を学ぶことは、そこへ近づく大切な手段かと思います。

 

これからも定期的に紹介していきます。

 

本日も本ブログをお読みいただきありがとうございました!

 

【初心者向け】インデックス投資家は日々の値動きを気にする必要はありません。自分の目標に向けて、淡々と積み立てていきましょう。

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

ここ数日、アメリカのインフレ懸念によってハイテク株中心に大きな下落が起きています。この下落により、世界全体、とりわけ日本や台湾市場では大幅な下落につながっています。

 

また、この記事を書いている5/12日夜の段階で、4月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比4.2%上昇と市場予想(予想3.6%)を上回りました。この流れを受けて、ハイテク株中心に連日に渡って下げる状況となっており、波乱の様相を呈しています。

 

jp.reuters.com

 

順調に上昇し続けてきた株式市場ですが、経済正常化に伴う、予想よりも早期の金融緩和縮小路線が危惧され、調整が入っています。

 

本来、経済正常化は喜ばしいことなので、今の相場はセオリー無視のややこしい相場になっています(汗)。

 

暗雲が立ち込めてきているかなと感じる株式市場ですが、インデックスで長期投資を行っている投資家のみなさまは値動きはあまり気にしなくて大丈夫です。

 

本日はインデックス投資家が値動きを気にせずに投資し続けられるようにモリゾーの考え方を書いていきます。

 

 

短期ではなく、長期の動きを意識する

 

本ブログで何度かお伝えしていますが、インデックス投資は株式市場全体が長期的に成長する恩恵を享受するための投資方法です。

 

恩恵の享受には最低でも10年以上、市場に残り続ける必要があるかと思います。ですから、今から日々の動きに一喜一憂してしまうと精神的に疲れてしまいます。

 

少し落ち着いて、チャートの比較をしてみてはいかがでしょうか?

 

短期的には市場が上下に揺れてしまうのは仕方のないことです。

 

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短期的に見ると下落が気になりますね。

 

ですが、長期的に見れば、株式市場は成長し続けていきます。

 

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長期でもてば、最高値を更新し続ける市場は心強いです。

 

私がS&P500を中心としたインデックスファンドに投資しているため、アメリカ市場ばかり載せました。もちろん、全世界株式も長期ではしっかり成長しています。

 

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VTは全世界の株式を一本でもて、インデックス投資家の最適解とも言えます。

 

全世界株のおよそ6割ほどがアメリカなので当然ではありますが、途中途中ではアメリカを上回る国があったのも事実です。ですから、全世界で見れば、昨今はアメリカが席巻しているのは間違いありませんが、相互に補完し合いながら伸びていくでしょう。

 

 

 

下落時はボーナスステージ突入!と考える

 

上述しているように幅広く分散されたインデックス投資においては時間軸を長期で見ていただければ、基本は右肩上がりです。

 

私はインデックス投資をするからには最低10年以上、自分が掲げている目標を踏まえると15~20年は積立し続けます。

 

継続し続けることを考えると、今の一時的な下落というのはあくまでも長期投資の中の一時的なノイズでしかありません。しかも、このタイミングであれば、よりお買い得に買い増すことができます。

 

もう少し下落が続くようであれば、追加購入も考えます。まあ、できれば来月のボーナス時期にガツンと落ちて欲しいものですが(笑)。

 

買いを推奨するわけではありませんが、個人的には直近高値から2割近くの下落が起きたら、積立以外のスポット購入もありかなと思います。

 

市場に参加している多くの方は「下落が続いている。売却して整理しなきゃ!」と考えているかと思います。ですが、私たちインデックス投資家は「今をゴールにしているわけじゃないし、むしろみんなが売っているこの状況で多めに買い増しておこう!」と考えを変えても良いかなと思います。

 

 

マーケット情報から少し距離を置く

 

これも一つの手です。

 

インデックス投資とは言え、投資の一種です。

 

始めてみた方は分かるかと思いますが、おそらく経済ニュースや株式の動向を今までよりもチェックされているのではないでしょうか?

 

それ自体はとても素晴らしいことかと思います。

 

ただ、連日株式市場が下落したニュースばかり見てしまうと、ご自身がやられている投資自体を信じられなくなってしまうかもしれません。

 

ですから、下落が起きている最中は少しだけ距離を置いて、仕事や自分の趣味の時間へ没頭する、なども有効な手かなと思います。

 

 

さいごに 

 

現在、株式市場は急ピッチで上昇しています。

 

将来の利益を大きく先取りしているようにも感じますし、周囲の懸念をよそにグングン伸びていく可能性も当然あります。

 

どちらにせよ、大切なことは市場から退場しないことです。

 

せっかく将来に向けて始めた投資を辞めてしまっては恩恵が受けられなくなります。

 

継続し続ければ、将来やってよかった!と思える素晴らしいものに私たちは投資しています。

 

ですから、私もみなさんも適度な距離感で淡々とやっていきましょう。

 

本日も本ブログをお読みいただきありがとうございました!

【雑談】ブログ、Twitterを再開し、約半月経過した今思っていること。これからの目標について

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

本日は普段の記事から少し趣旨の異なる記事を書いてみようかなと思います。

 

タイトルにもあるようにブログやTwitterでの運用を4月下旬以降から本格的に行っています。

 

タイトルにもあるように実は再開なんですよね(汗)。今までも何回かやっては挫折してを繰り返しているので、これがおよそ3回目のトライになります。

 

だいたい半月経ちまして、以前よりかは継続できているし、自分の中で少しマインドが変わってきているのかなと実感が湧いてきました。

 

本日は自分なりに継続できている理由や今後どうしていくか、いきたいのかを振り返りとしてまとめていきたいと思います。

 

読んでくださるみなさんの中で何か一つでも参考になれば幸いです。

 

 

少しづつ習慣化してきたブログ、Twitter運用

 

上述しているように私はブログやTwitter運用を半月ほど行っています。

 

これまでもやっては挫折、やっては挫折を繰り返していました。

 

今回はモチベーションもそれなりに維持し、どちらにも今までの自分と比べると積極的に取り組めています。

 

では今まで挫折を繰り返していたり、今回はなぜ続けられているのか、自分なりに整理してみます。

 

 

ブログ、Twitterどちらかだけに集中し、取り組んでいた

 

私がこれまでチャレンジしていた時は基本的にブログだけ、Twitterだけ、という感じで片一方のみに時間を使っていました。

 

これがいけなかったのか、いずれの発信も見られることもなく、シンプルに続けてもしんどいなと思うばかりでした。

 

ブログやTwitter運用は目的をもって上手に運用していくことで、将来の資産につながることは多くの方が示してくださっています。

 

ですから、始めるきっかけにはなりますが、やっぱり続けていく上ではある程度の反応や見てもらっているという状況にならなければ「これじゃあ、何のためにやっているのかわからないな。」と気持ちが折れてしまうんですよね。

 

 

2つを併用することでモチベーションの維持につながることに気づく

 

上述したような状況からしばらくは「自分には向いていないかな、もういいや。」と半ば諦めていたのですが、やっぱり自分の気持ちや考えを発信できる場所は欲しいなと思いブログを再開しました。

 

始めはTwitterまでやっていたら更新も疎かになるし、どっちつかずになってしまうと考え、ブログだけやっていました。

 

ただ、これでは今までと全く一緒になってしまうと危機感もあり、「Twitterを再開して、そこでの発信と、ブログとの連携もさせよう!」と意を決して、取り組み始めました。

 

ブログ連携について、正直なところ「こんな駄文を発信しても、、、。もう少し上手になってから。」と逃げの気持ちがありました。

 

ただ、Twitterを眺めていると、自分と同じような始めたてのブロガーさん達が積極的に発信をしているんです。まあ、「本当にこれが初めての記事なの?クオリティ高いな〜。」と関心しちゃうものばかりですが(笑)。それに対して、周囲の方がポジティブなリアクションをされているという好循環が生まれていることを見れました。

 

それらを見て、「恥ずかしがらずに自分も発信していこう!見てもらえる機会も増やせるかもしれないし!」とポジティブな気持ちに変わることができました。

 

 

今後どうしていきたいか

 

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言うは易し、行うは難しの代表だと思います(笑)

 

では少しづつ習慣化が図れているブログやTwitterでの発信をどうしていきたいか、今後の目標についてお伝えしていきます。

 

 

この習慣がより当たり前になるよう、日々の生活に落とし込んでいく

 

まずはよりきちっとした習慣化を図ります。

 

その上で明日以降、以下の行動目標を宣言しようと思います。

 

行動目標の宣言
  • ブログ毎朝7時更新
  • Twitter毎日3件以上発信

  

1点だけ、この記事は例外にさせてください。朝思いたって書いているので、すでに7時を過ぎてしまっているためです(笑)。

 

行動目標を立てたからにはこれを継続できるように、健康的な生活(夜更かしをしない、残業の削減など)、朝活、これらを行動し、発信の時間を確実に捻出できるようにしていきます。

 

余裕ができれば、ブログ更新の頻度を毎日2回にしたいなとは思っています。実は普段から読む好きなブロガーさんが毎日、朝と夜の7時に記事投稿をされていて、憧れているためです。ただ、今これを宣言できるほどに時間的な余裕がないので、まだ宣言まではしません(笑)。

 

 

ブログの収益化を図る

 

ブログを始めたきっかけの1つに副業として収益化を図ることを挙げています。

 

もともとは銀行員として個人のお客さまとの向き合い方について、現在は疑問が多いので、本当はこうあるべきなんでは?という自分の気持ちを発信する場として、開設はしています。

 

ただ、誰かに見てもらっている、それがコンテンツとして成り立ち、収益をいただくことができる、この状況にもっていければ、より発信するモチベーションにもなりますし、記事の質も高まっていきます。

 

ですから、ブログの収益化は早急に図っていきます。

 

 

一緒に頑張れる仲間が欲しい!

 

リアルで会う方と、この話はなかなかできません。

 

ただ、何かをやり続ける上では、切磋琢磨できる仲間が必要不可欠だと私は思っています。

 

基本的には孤独に作業し続けるものですが、時には書いている人だからこそ共有できる悩みとか、お互いの努力を褒め合えるような関係性の仲間がいることで、よりポジティブに進んでいけるでしょう。

 

ですので、一緒に頑張れる仲間、フランクに言えばブログ友達を作りたいです。

 

そのために、Twitterやオンラインサロンなどの同じ目的をもった方が多数集まるコミュニティで自分から積極的に発信、関係性を深めていく行動はしていこうと思います。

 

 

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高いモチベーションを維持していく方法を模索していきます!

 

 

さいごに

 

本日はブログやTwitterを継続していくことにある程度の手応えを感じてきたので、このような記事を書いてみました。

 

今までの振り返りや今後の目標設定はこれからも定期的にやっていこうと思います。

 

今回、この記事を書いてみて、自分の行動や心境がどう変わってきているのかをわかってきました。もちろん、反省すべき点もありますので、それらをどう改善するか、見つめ直すこともできますからね。

 

私ほど、三日坊主というか、継続力に乏しい人間はあまり見ませんが、今悩んでいる人たちに少しでも参考になれば嬉しいです。

 

私もこれからもっと継続力を高めて、質の良い、面白いコンテンツを作ってけるよう頑張っていきます。

 

応援していただけると、とても嬉しいです。

 

本日も本ブログをお読みいただきありがとうございました!

 

【マネー論】お金持ちはつみたてNISAを使うべきではないのでしょうか??

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

少しだけ近況報告聞いてください。

 

ようやくブログやTwitterを更新する習慣が身についてきました。

 

少しづつ、みなさんから反応もいただけますし、それが数字で見れると、やっぱりモチベーションにつながりますね!

 

私は特別なスキルをもっている訳ではありません。人より少しだけお金への関心が高いだけです(笑)。

 

それでも私が紹介する記事や考え方が少しでも多くの人にとって、新たな気づきにつながれば嬉しいなと思い、書いていこうと思います。

 

では、気を取り直して本日の話題に入っていこうと思います。

 

news.yahoo.co.jp

 

Yahooニュースに記載されている記事ですね。なかなか刺激的なタイトルですね(笑)。

 

実は先日、職場でつみたてNISAをご提案させていただいたお客さまから「こんなのを見かけたんだけど。」と言われ、拝見した記事となります。

 

 

記事要旨

 

FPとして、相談業務にあたっている筆者ですが、最近はNISA(少額非課税制度)の相談が増えているとのこと。中でも、つみたてNISAの相談が多いそうです。

 

ですが、そんなつみたてNISAですが、一部の人にとっては選ばない方が良い可能性があると主張されています。

 

読んでて、納得できる部分と補足が必要かなと思った部分があったので、記事をご紹介した後、私の意見も書いていきますね。

 

 

つみたてNISAは20~40代の世代向け?

 

金融庁が公表している『NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査(2020年9月末時点)』によると、一般NISAは10万口座増の1210万口座、つみたてNISAは30万口座増の275万口座、ジュニアNISAは4万口座の42万口座となっています。

 

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こちらをご覧いただくと、一般NISAはシニア世代に浸透し、つみたてNISAは現役世代の解説が多いことがわかります。

 

筆者はとりあえず投資を始めてみたい人は、投資信託も株式も選択できる一般NISAを検討してみてはと主張しています。

 

例えば、一般NISAで株式を購入、配当を非課税で受け取るだけでも効果的とのことです。

 

また、つみたてNISAについて、資金にゆとりのある人は20年もコツコツ時間をかけて積み立てる必要性は薄く、50代以降には積立期間は長すぎるのではと提起されています。

 

 

つみたてNISA(非課税)と一括投資(課税あり)の比較

 

上述しているように筆者は手元に十分な資金があるお金持ちであれば、コツコツ時間をかけて投資する必要はないと主張されています。

 

では、実際に積立投資と一括投資ならば、どちらが優位になるのでしょうか?

 

仮に手元に800万円(つみたてNISAの最大利用可能額)を非課税のつみたてNISAで20年間分散して積立した場合と課税口座で一括投資したら場合、どのくらい差が出るのか見てみましょう。

 

一括購入。利回り2%、5%、7%の場合(単利計算)
  • 2%:800万円+800万円×1.6%(税引き後)×20年=1,056万円
  • 5%:800万円+800万円×4.0%(税引き後)×20年=1,440万円
  • 7%:800万円+800万円×5.6%(税引き後)×20年=1,696万円

  

毎年40万円を20年間積立、利回り2%、5%、7%の場合(複利計算)
  • 2%:40万円×24.297(年金終価係数)=9,718,800円
  • 5%:40万円×33.066(年金終価係数)=13,226,400円
  • 7%:40万円×40.3995(年金終価係数)=16,398,000円

※年金終価係数:一定期間一定利率で毎年一定金額を複利運用で積立した時の、将来の合計額を求める際に使用する係数です。

 

いずれも一括投資の方が課税後にも関わらず有利ということが分かります。

 

筆者はこの結果をコツコツ積み立てることの弊害で時間がかかりすぎると主張しています。つまり、まとまっった資金がある方は、わざわざ積立する必要がないということです。

 

時間こそ有限で取り返せない資産ということです。

 

 

モリゾーの意見

 

 

さて、ここまで記事紹介をしてきましたがいかがでしょうか?

 

賛同できることもあればそれは少し軽率じゃないかな?と思うこともあります。何点か私の意見を紹介していきますね。

 

ちなみに記事内では言及されていませんが、私は今回のモデルケースを投資経験が浅い、お金持ちの方と考えます。

 

 

つみたてNISAが現役世代向けというのは同意ですが、投資対象に株式が選べるから一般NISAというのは早計では?

 

資金をこれからコツコツと作っていく現役層(20~40代)はつみたてNISAを活用しての長期分散投資、資産にゆとりのあるシニア層は一年毎の非課税枠が120万円と多い一般NISAや課税口座を活用しての一括投資をしていくことは私も同意です。

 

個人的には資金の大小問わず、50代前半くらいまでの方はつみたてNISAを活用し、追加可能資金は課税口座での運用がシンプルかつリスクを抑える方法だと思います。

 

定年退職を65歳と考えた時に最低10年以上の運用期間を確保できますし、それに定年以降も運用しながら必要金額を取り崩していく方針を取れば、より長く運用し続けられますからね。

 

さて、筆者は初心者は投資対象に株式を選択できる一般NISAを検討すべきと主張されています。

 

私はメリットのみで一般NISAを選択するのは早計かと思います。

 

まず、多くの初心者の方はリスク(値段のブレ幅)に慣れることが重要です。

 

投資はお金を長期的に年率5~7%程度で増やしていくことを目的とします。

 

つみたてNISAであれば、投資で大切な長期・分散・積立を強制的に行うことが可能です。これは初心者がリスクになれるのにはとても適していると思います。

 

つみたてNISAを投資のコアにしつつ、課税口座で株などをお試し買いする、そのようなやり方はどうでしょう?

 

 

積立投資と一括投資の比較は簡単には比較できません。

 

記事内では非課税の積立投資よりも課税の一括投資の方が得する、資金のある方はコツコツせずに一括投資が良いと主張されています。

 

上述した試算ではそうなりますね。

 

ただ、ここには1点とても大切なことが省略されています。株式投資における下落リスクが述べられていません。

 

検証通りに資産が増えていくのであれば、何ら問題はありません。ただ、20年の長期間を考慮すると、何回かは間違いなく大きな調整があります。過去20年以上も株式市場が一度の調整もなく、上がり続けたことは無いからです。

 

大きな下落が生じる可能性が高いことを考えた時に一括投資で運用してる方は果たしてどの程度保有し続けることができるでしょうか?

 

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TOPIXへ一括・積立投資をした際の比較グラフ

引用:一括投資と積み立て投資の実績比較で分かる、積立の優位性(ダイヤモンドオンライン)

 

こちらの図ではTOPIXに一括投資した場合と積立投資をした場合の実績比較が可能です。今回はリーマンショック前からなので、積立投資が優位ですし、結果として成果も高いです。

 

どの期間かで成果は変わるので、これをもって積立投資の方が正解だ!とは言いません。

 

ただ、間違いなく言えることは積立投資の方がリスクを限定的にすることが可能です。

 

人間は平常時は「大丈夫!下がっても持ち続ければいつかは戻るから。」と考えることができますが、いざ下落が発生し、周囲が狼狽売りし始めると「こんなの続けられない!」となる可能性が高いです。

 

だからこそ、リスクを十分に想定し、上手に付き合うことのできる方法を選ぶべきではないでしょうか?

 

 

さいごに

 

さて、今回はお金持ちはつみたてNIAを使わない本当の理由という記事について紹介しました。

 

高齢のお金持ちの方は積立投資でコツコツ長期投資よりも一括投資で早期に市場の恩恵を受けることは理屈で言うと間違いはないでしょう。

 

ただ、人間は理屈通りには動けない生き物です。

 

実際に市場の上下を目の当たりにした時に心地よく続けていける方法も合わせて提案してあげることが大切かなと私は思います。

 

例えば、保有資産を3~5年の時間をかけて、市場に投下していくなどはいかがでしょうか?それにあたって、NISAやつみたてNISAを有効活用していくと良いでしょう。

 

いろいろな意見が発信される世の中です。

 

1記事を鵜呑みにせずに多くの意見を取り入れた上でご自身にあう投資方法絵を選んでいきましょう。

 

本日も本ブログをお読みいただきありがとうございました!

 

【人生論】年収、学歴、職業とは直接関係ない。「人間の幸福と健康」を高めるたった一つの方法とは?

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

突然ですが、私は結構ネガティブな考え方になりがちです。

 

特に社会人になって以降は、忙しさや上司からの圧力なども相まって、より顕著になっています。

 

友人もそこまで多くないですし、コロナ前から休みの日は予定を作ることもなく家に引きこもってしまうことが多いです。

 

将来はFIRE(経済的自立)を目指してはいます。ですが、このままお金だけ積み上げて行っても、「あれ?仮にお金からは自由になっても、他に何もない人間になってしまうぞ??」とようやく自覚できるようになりました。

 

そういった事情もあり、現在はブログやTwitterを使い、主体的な発信や他の方と繋がっていくべく、少しづつ行動しています。

 

自分から行動することで充実した幸せな生活を引き寄せていきたいなと思っています。

 

さて、そんな時にたまたま見つけた記事の内容がとても良かったのでぜひ紹介させてください。

 

president.jp

 

プレジデントオンラインさんです。

 

 

記事要旨

 

こちらの記事ではいくつかの研究結果と幸福や健康を高める具体的な方法について言及されています。

 

 

異なるシチュエーションの男性を75年間調査し続けた研究

 

「人の悩みの90%は人間関係である」と言われています。

 

記事では始めにそれを裏付けるハーバード大学の研究を紹介しています。

 

研究内容はハーバード大卒の男性と、ボストン出身の貧しい男性、2つのグループ(約700人)をなんと75年もの間、追跡調査を行い、対象者の幸福度と要因を調べたそうです。

 

長い研究の結論は「私たちの幸福と健康を高めてくれるのはいい人間関係である」ことがわかりました。家柄、学歴、職業、収入や資産ではないとのことです。

 

しかも、友人の人数は関係なく、たった一人でも心から信頼できる友人がいるかどうかが重要だそうです。

 

信頼できる友人がそばにいてくれることで、緊張が解けて脳が健康に保たれる、心身の苦痛がやわらげられる効果が見られました。対して、孤独を感じる人は病気になる確率が高く、寿命が短くなる傾向も見られたそうです。

 

つまり、「お金もちになれば幸せ」とか、「ステータスの高いパートナーがいれば幸せ」とか、そんなことは一切ないとのことです。

 

 

幸福度をもっとも高めてくれるのはポジティブな友人

 

ハーバード大学の研究に関連して、愛知医科大学の実験も紹介されています。

 

18~25歳を対象とし、架空のライフイベントや人間関係などが書かれたもので、主人公になりきって追体験できるようになっています。

 

ライフイベントは「ポジティブ」「ニュートラル」「ネガティブ」、人間関係は「ポジティブな人間」「ネガティブな人間」「友人がいない」となっていて、組み合わせが参加者によって異なります。

 

実験の結果、参加者の幸福度を高めたのは、「ポジティブな友人」の存在だったことがわかりました。たとえ、ライフイベントがネガティブなものであっても、ポジティブな友人がいる人は幸福を感じる傾向にある、という結果になりました。

 

一方でネガティブな友人がいた場合、友人がいない場合よりも幸福度が下がる傾向も見られました。

 

これらの研究や実験からは、よけいなことを考えずにポジティブな友人と一緒にいる。そして、自分自身もポジティブでいることに努め、幸福度の高い人間関係をつくることが大切とのことです。

 

 

「何事もポジティブシンキング」は間違い、「ネガティブを自覚すること」から始める

 

幸福には心から信頼できるポジティブな友人が必要で、そんな人間関係を構築するためにはポジティブな態度が大切とあります。

 

ではポジティブな態度とは何なのでしょうか?

 

一般的に「ポジティブシンキング」が重要だと考えられています。

 

もちろん、ネガティブよりかはポジティブに捉えられる方が良いですが、必ずしも「ポジティブシンキングが良い」とは言い切れないそうです。

 

これはミシガン州立大学の研究で分かっており、「ネガティブな人に前向きなことを言うと逆効果になる」ということを発表しています。

 

実際に行われた研究では「ポジティブ思考」「ネガティブ思考」どちらに該当するかを自己申告してもらった参加者にショッキングな映像を流すというものです。その際に、その映像をできるだけポジティブに解釈するように指示しています。

 

この時の参加者の脳の血流の反応を調べたそうです。

 

まずポジティブ思考と自己申告した人たちの血流には大きな変化はなかったそうです。

 

一方、ネガティブ思考と自己申告した人たちの血流は大きく反応し、とても早くなりました。血流が早いとは、あれこれ考えて、脳が高速回転しているような状態で、早ければ早いほどパニック状態になってるということです。

 

この結果を受け、血流の早くなってしまった人たちに「もっと前向きに考えて!」と指示をしたところ、より早くなってしまったそうです。

 

つまり、もともとネガティブな状態の人がムリにポジティブになろうとすると自己矛盾を引き起こし、かえってネガティブさに拍車が掛かってしまうかもしれないというわけです。

 

ですから、ネガティブな状態のときは、ムリに思考を変えようとせず、「今ネガティブだな~」と認識するところから始めるのが大切だそうです。

 

 

「ポジティブな態度」を習慣化する

 

ネガティブな状態の時にムリにポジティブ思考にしようとしても自己矛盾に陥って、かえってネガティブな方向に進んでしまう可能性がありまあす。

 

そんな時は心の内側からではなく、外側から思考を変えていくことが大切とのこと。どうやら近年の脳科学では、感情は思考よりも身体の動きなどが相的な要因から大きな影響を受けることもわかっているそうですね。

 

つまり、「ポジティブな態度」を習慣化することで、思考や感情をポジティブな方向にもっていくことが可能ということですね。

 

例えば口角を上げた大きな笑顔は効果が大きいようです。

 

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すてきな笑顔を見ると自然とこちらの気持ちも前向きになります

 

 

さいごに

 

本日は「人間の幸福と健康」を高める方法についての記事を紹介させていただきました。

 

心から信頼できるポジティブな友人のそばにいること、とても納得のいく回答でした。

 

仕事中心で職場の方とのみ会ってばかりで、ポジティブですごいなと思う友人とは中々会えていません。

 

職場の方とは共通の話題や日々の業務の大変さから、どうしてもネガティブなやりとりが多くなってしまいます。私自身も抑えが効かない時は多々あります。そうすると、記事にもあったようにネガティブさがより助長されてしまうのは「確かにそうだ。」と痛感しています。

 

ですから、できる限りポジティブな友人の時間が大切なんだなって再認識できました。

 

それと行動を根本から見直すことも大切なんですね。

 

私ならば、笑顔はもちろんですが、ブログやTwitterでポジティブな発信をされている方々を見て、コミュニケーションを取ることも自分の気持ちを整理できる良い方法かなと思いました。

 

人間ですから、感情のコントロールを完璧に行うことは不可能です。

 

ただ、自分は元来ポジティブなのか、ネガティブなのか、このあたりをしっかり認識し、ある程度の対策方法を認識しているだけで、状況を良くすることにつながるのかなと思いました。

 

資産運用はもちろん、副業などの自分の人生を幸せにするためには、行動していくしかありません。

 

その上ではメンタルと上手に付き合う必要があります。

 

今回ご紹介した記事の内容を実践して、自分の人生を良い方へもっていけるよう頑張っていきます!

 

本日も本ブログをお読みいただき、ありがとうございました!

【マネー論】仮想通貨で爆益を出した同僚との話で私が感じたこと。結局、インデックス投資は長期でコツコツ取り組むことを続けていくべきです。【雑記】

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

最近、職場の同僚と投資成果の話になりました。

 

私はS&P500を中心にインデックス投資を行っています。ですので、投資成果は市場連動となっており、絶好調な市場の恩恵を受けて、投資額のおよそ30%の含み益が出ている状況です。

 

それに対して、同僚は仮想通貨投資を行っており、直近ブームの前からずっと保有しているということで相当な利益が出ているとのこと。正確にいつからという話はしませんでしたが、2017年頃からもっているということなので、相当に資産額を増やしているかと思います。

 

本日はそんな同僚との雑談の中で感じたことをブログにまとめていこうと思います。

 

 

率直に思ったこと

 

まず始めに思ったことは

 

「羨ましいぞ!!!このヤロー!!!」

 

です(笑)。

 

もうね、シンプルに羨ましいなと思っちゃいました。

 

インデックス投資家として、今の成果ではなく、長期的に積立投資していくことで安定的に将来の資産を作っていくことを目標としています。

 

また、並行して本業の収入アップや副業チャレンジなどを通じて、早期にFIRE(経済的自立)したいと考えています。

 

FIREにはまとまった資産は必要です。

 

ですから、この短期間で仮想通貨で資産を大きく増やした同僚を良いなと思ってしまいました(笑)。

 

 

今後の投資方針に影響はあるか?

 

今回のことをきっかけに投資方針を見直すことはありません

 

本心は上述した通りです(笑)。

 

冷静に「自分は当時、仮想通貨を買えたのか?」と自問自答したところ、「やっぱり無理だな。仮想通貨の値動きは自分の許容度を超えそうだな。それに仮想通貨そのものが成長していくわけではないから。」と思いました。

 

私は自分が理解したものに投資していくことを1つの指針として立てています。

 

その上で、株式のように資産そのものの成長が見込めるものに投資していくことが大切かなと考えています。

 

FXや仮想通貨、コモディティなどへの投資はどちらかというとその時の需給に応じて、価格形成がされるものかと思います。また、それ自体が永続的に資産成長していくものとは違うかなと思い、投資をしていません。

 

ですので、これをきっかけに投資方針の見直しはありません。

 

 

人は人、自分は自分と冷静に思うことが大切です

 

周囲の状況とはある程度の距離感を取ることが大切です。

 

今回の同僚との話もそうですし、Twitterなどで周りを見回すと、同世代の方で資産額●,000万円!、年間配当額●00万円!、1年で資産を3倍に!、などとんでもない方々が多いです。

 

たいていはただすごいなと感心するばかりですが、時には良いなと感じてしまうこともあります。

 

ですが、そこで「この人がやっている方法なら自分にもできる!」「時代は〇〇への投資だ!すぐに乗り換えよう!」とやっていると、おそらく資産を増やしていくことは難しいと思います。

 

まず人の真似だけで、投資対象をきちんと理解できていない場合は投資した後にどう行動すべきか分からなくなると思います。それだと上昇している間は良いですが、調整等で少しでも下落してしまった場合は狼狽売りにつながってしまうのでないでしょうか。

 

また、資産を増加できた方は相応のリスクを自分から選考しています。

 

仮想通貨がそうですが、日々のボラテリティ(変動幅)はインデックス投資とは大きく異なります。

 

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ここ数年で大幅に上昇したビットコインチャート ボラテリティもとても高い

 

私はそのボラテリティを怖いなと思い、取れませんでした。

 

世の中でどんな投資が流行っているのかを知ることは大事かと思いますが、自分は自分の信じた方法で投資していくべきかなと思います。

 

 

さいごに

 

本日は短期間で資産を大きく増やした同僚との会話で感じたことをまとめてみました。

 

情報収集をすればするほど、いろんな投資方法があって、魅力的だなと感じるかと思います。まさに「隣の芝生は青い」ですね。

 

ですが、投資で大切なことは長期で着実に資産を増やすことです。

 

リスク許容度がとても高い、投資先を選ぶセンスに富んでいる、などの普通の人とは違う方は別ですが、多くの人はインデックス投資などで長期分散投資を継続することが将来のお金の不安を払拭できる正攻法かと思います。

 

私自身は今のところ、大きく方針を変更する予定はありませんが、もし違う考え方も出てきた場合はこのブログに書いていこうと思います。

 

みなさんも自分の中でこれなら納得できるなと投資方法を探して実践していきましょう。

 

本日も本ブログをお読みいただきありがとうございました!

 

【考察】なぜ高齢の方はこんなに預貯金に期待しているのは何でだろう?データを元に検証してみました。

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いつもありがとうございます。 

モリゾーです。 

 

お客さまと相談していると「最近の金利ってどうなっているの?金利上がった?」と質問をよく受けます。 

 

金利を気にされている方というのは大体が50代以上の方々なんですが、この様な質問をいただくたびに「今の金利はほとんど無いようなものだし。そもそも上げられる状況にないんだけどな~。」と思うことが多々あります。 

 

おそらく、若い世代の方であれば、そもそも金利が高い水準であったことを経験していないでしょう。 

 

私の中で「高齢者は預金に今でも期待感があるのは何でだろう?」とふと疑問に思ったので私なりに調べてみました。

 

 

現在の預金金利について 

 

まずは現在の預金金利について確認してみましょう。 

 

現在の預金金利
  • 普通預金:年率0.001%
  • 定期預金:年率0.003%

 ※定期預金は期間や金額によって多少の変動はあります。

 

これは100万円を1年間預けると税引前10円~30円の利息が付与される計算となります。とても少ないですね(泣)。 

 

余談ですが、データは少し古いのですが、ATM手数料の年間利用平均額は2,952円程度とのことです。こちらを考慮すると、利息よりもATM利用手数料の方が圧倒的に割高ですね。


 

預金金利の過去推移について

 

続いて、過去どのような動きをしていたか確認してみましょう。

 

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下がり続ける普通預金金利

 

過去の推移を見てみると、1990年代前半まではある程度の上下を繰り返しながらも、現在と比較すると高い水準を維持していることが見受けられます。 

 

この図は普通預金の推移になりますが、定期預金の金利はより高い水準にあり、1990年頃は約6~7%もの水準にありました。よく高齢の方が「昔は郵便局に10年間預けておくだけで、金額が2倍になったからね」と仰っているのは間違いでは無かったということですね。 

 

ただ、1990年代後半から、不動産やITバブルの崩壊、リーマンショックなどの経済ショックなどが重なったこともあり、預金金利は右肩下がり。現在はゼロ金利が常態化している状況です。 

 

確かに昔の状況を知っている方(大体50代以降)からしたら預金で資産を増やすことは当然で、またその時代が来て欲しいと思うのは自然なことなのかも知れません。

 

 

定期預金金利物価上昇率について

 

今度は少し別の視点で見てみます。 

 

現在は預金金利はほとんど付きませんが、物価上昇率はじわりじわりと上昇している状況です。加えて、日本銀行物価上昇率が安定的に2%を維持できるまで金融緩和を実施していくとアナウンスしています。これは言い換えると預金だけでは資産価値は実質的に減価してしまうということです。 

 

金融機関の人間が言うと、営業のためのポジショントークになってしまいますが、データ上でもそれが示されていますので、インフレに負けないための投資は多くの人がやっていくべきでしょう。 

 

では、過去はどうだったのでしょうか。

 

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引用:預金復活なお遠く 運用金利で見る歴史(日経 プロのポートフォリオ

 

2000年代以降は基本的にインフレ率と金利水準が同一もしくはインフレ率が上回っている状況となっています。ですが、さらに過去に遡ってみてみると1980年~2000年直前位までは金利水準がインフレ率を上回る逆転現象が起きています。

 

つまり、預金として預けておくことで資産を増やせていたということです。 

 

先ほどの金利の推移で見てもそうですが、物価と合わせて見ると当時の預金は有効な資産運用の一つだったんですね。 

 

正直、物価変動率との比較は私の想像と異なっていたので勉強になりました。

 

 

日本の経済状況について

 

最後に経済状況、今回は株価に焦点を当てて見てみます。 

 

経済状況の先行きを示す株価は1989年に38957.44円の最高値を記録しています。ですが、以降約30年間の間、最高値更新は叶っていません。

 

こういった事情もあり、日本は失われた30年なんて揶揄されることもあります。

 

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最高値を更新できていない日経平均株価

 

これは当時を経験している方にとっては「株式で運用するよりも預金していた方が良いじゃないか!」と思うきっかけになってしまったのではないかなと私は思います。 

 

ただ、最高値を更新していないといっても、当時から積立で時間分散を行っていれば、資産成長はしっかりとできますけどね。 

 

もちろん、同じ期間で切り取った時に市場最高値を更新し続けている米国市場と比較してしまうと、圧倒的な物足りなさは感じてしまいます。

 

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最高値を更新し続けるダウ平均

 

 

さいごに 

 

本日は高齢の方がこんなに預貯金に期待しているのかを様々なデータをもとに考えてみました。 

 

今まで見ていただいた内容から、ここ数年を除き、インフレ率以上の金利水準を維持していた預金は悪い選択肢ではなかったのではないかと思いました。 

 

つまり、高齢の方はこれらを知っていたかどうかは分かりませんが、体感的に「定期預金も立派な運用方法だ!」と感じていたのでしょう。 

 

もちろん、私は預金も生活防衛資金や近い将来使う資金のための重要な置き場所だと思っています。 

 

ですが、現状は金融政策を通じて、金利の上昇抑制、適切な物価上昇を目指しています。現状、実現にはほど遠いものの、これを鑑みると、しばらくは預金だけでは資産の実質減につながってしまう可能性が高いです。 

 

虎の子の大切な資産ですから、自分たちにとって適度なリスク許容度の範囲で投資をするのはとても重要ではないかなと再認識しました。

 

本日も本ブログをお読みいただきありがとうございます!

 

【考察】投資しているインデックスファンドで多くの利益が出ている場合、利益確定すべきか?

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

先日Twitterを眺めていたら、とあるテーマに対して、議論がされていました。

 

とあるテーマとはインデックスファンドで多くの利益が出ている場合、利益確定で売却するべきなのか?ということです。

 

 

こちらが元ツイートです。

 

確かにこの内容はインデックス投資をされている多くのお客さまからもご質問をいただきます。

 

現在マーケットは20年3月のコロナショックはあったものの、各国の大規模な金融緩和による資金流入が影響し、多くの資産が絶好調となっています。

 

インデックス投資は長期的な経済成長の恩恵を受けることを目的にしており、年率4~6%ほどを目指していく投資手法になります。

 

1年で30%程の利益が出ているということは、将来の期待リターンが平均値より下がったり、マイナスリターンの年も当然出てくることでしょう。

 

ですので、投稿主さんのように利益確定すべきではないかと考えるのもとても分かります。

 

先に結論を言っちゃうと、個々人が納得できる答えが一番良いんですけどね。

 

ただ、面白いテーマなので私自身はどうしていくか、どのように考えているかを書いていこうと思います。

 

 

私だったらどうするか

 

お金が必要にならない限り、売却はせず、そのまま保有し続けるつもりです。

 

もともと投資の目的が将来のお金の不安を解消することなので、途中経過の時点で絶好調でもあんまり気にならないです。もちろん、絶不調だとしてもです。

 

多くのインデックス投資家が積立シミュレーションを試されたことがあるのではと思うのですが、あれを行う時は年利5~7%くらいで計算しませんか?

 

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毎月33,000円を年利5%で20年間運用 つみたてNISAはこのようになる可能性が高い

 

試算したことがあれば、これから積立を継続していくことでだいたいこれくらいになるんだなということは理解されているかと思います。

 

私はその前提のもと、インデックス投資をコツコツとやっているので途中の状況はあまり気にならないということです。

 

はじめにもお伝えしていますが、インデックス投資は長期的な経済成長の恩恵を得ることを目的とした投資手法です。

 

ですので、より長く経済成長の恩恵を享受するために保有し続けます。ちなみに目標額に到達した後に絶好調だとしても、取り崩しながら運用し続けるかと思います。そうすれば、より長く運用し続けることが可能ですからね。

 

 

その他考えうる方法

 

ちなみに今回のような曲面ですと、以下のような方法も考えられるかなと思います。

 

  • 当初決めているポートフォリオに合わせてリバランスを行う
  • 気持ちの面で落ち着かないならば、利益確定もあり

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

当初決めているポートフォリオに合わせてリバランスを行う

 

資産価格が大きく上昇している場合は、それらが当初決めているポートフォリオから乖離が大きくなっている可能性が高いです。

 

例えば、もともとのポートフォリオをリスク資産50%:無リスク資産(現預金、国債など)50%としているとしましょう。

 

それが今回の上昇に伴って、リスク資産60%:無リスク資産40%に比率が変わっている場合、増加分の資産を一部売却し、当初の比率に戻してあげることをリバランスと言います。

 

メリットとしては、想定以上の上昇時はついつい楽天的になり、リスクを取り過ぎてしまいますが、こちらを機械的にリバランスすることで適正値に戻しながら、運用を続けられます。

 

デメリットは、今後も上昇し続けた場合の恩恵が減ってしまうことですね。

 

 

気持ちの面で落ち着かないのであれば利益確定もあり

 

言葉の通りですね(笑)。

 

インデックス投資は長期的な経済成長の恩恵を享受する投資です(3回目)。

 

成果を出す方法としては、晴れた日も雨の日も風の日も雷が落ちても保有し続けることです。

 

ただ、どうしても気持ちが落ち着かない方もいるかと思います。特に去年から今年の急ピッチでの上昇なら尚更です。

 

そしたら、売っちゃっても良いと思います。

 

私は、多くの人にとって一番大切なことは投資とは程よい距離感で付き合っていくことだと思っています。ですから、どうしても気になってしまう場合は一部だけ売却するなど、自分の心地よいと感じる水準まで、調整してみてはどうでしょうか?

 

 

さいごに

 

本日はTwitterで話題になっていたインデックス投資を売却すべきかどうかについてを記事にしてみました。

 

私は最低限の現金(生活防衛資金)を準備したら、あとはひたすら投資に回します。

 

インデックス投資家として、「今は上がり下がりはあるけど、長い目で見たらきっと今の水準でさえも割安なんだろうな。」と漠然とですが信じているからです。

 

上述した考え方になったおかげでコロナショックの時も買い増しができました。

 

自分で考え行動した結果であれば、仮に判断を間違えてしまっても、仕方無いかなと割り切れるかと思います。

 

まだ上昇の流れは途絶えていないかなと思いますので、みなさまも今一度、これからどうしていこうかなと考えてみてはいかがでしょうか?

 

本日も本ブログをお読みいただきありがとうございました!

 

【考察】退職金1,800万円を1年間で470万円まで減らしてしまった男性から学ぶお金の使い方

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

みなさんはお金に困らない生活を送るためにはどのようなことが必要だとお考えですか?

 

固定費などの支出を見直すこと、資産運用でお金を増やすこと、副業や転職で収入アップを図ること、などが出てくるんじゃないかなと思います。

 

では貯めたお金をどのように使うか、これを具体的に考えたことはありますか?

 

正直、私はパッとは思いつきませんでした。贅沢したいというか、会社脱出のための安定剤や将来的に自分のやりたいことや好きなことに安心して取り組むために必要かなと思い、貯めているからでしょう。

 

はじめにお伝えしていることを踏まえて、本日はこちらの記事を紹介したいと思います。これはお金を有効活用する力が試される記事だなと思ったので、みなさんもぜひ読んでみてください。

 

gentosha-go.com

 

 

記事要旨

 

本記事の主役はAさんは新卒から38年間、同じ会社で勤め上げ、部長という肩書きのまま60歳で定年退職を迎えました。

 

当然、再就職の話はあったのですが、これまでの38年間、平日はもちろん、休日も接待ゴルフ漬けの日々だったそうです。苦労をかけた奥様孝行や自分自身の英気を養う意味もあり、定年退職されたとのこと。

 

ちなみに退職一時金は1,800万円支給です。

 

Aさんは奥様との船旅に100万円、自宅のリフォームには500万円と次々とやりたいことを計画。これらにまとまったお金を投じても、しばらくしたらまた仕事をすれば、残りの資金と収入から老後生活を乗り切れると考えました。

 

実際に船旅には130万円、自宅のリフォームには700万円と大幅な予算オーバーの上、退職金を取り崩していきました。

 

また、予想外の行動にも。自宅の車も10年選手とかなり長く乗っていたため、思い切って新車の購入を決意しました。新車は昔から憧れていたスポーツカーを500万円で現金一括購入しました。

この時点で退職金の残額は470万円です。Aさんは使い過ぎてしまったと自覚はあるものの、これからまた懸命に働けば大丈夫だろうと思っていたそうです。

 

そして、定年退職から1年後、Aさんは再就職活動を開始。ですが、何度履歴書を送っても断りの返事ばかりです。定年後、1年間休んでいた元管理職の人材を雇う会社はAさんが考えていたよりも少なかったということです。

 

 

今まで手にしたことの無いような大金が手に入った時に使う力が試される

 

ご紹介した記事ではAさんの末路までは書かれていませんでした。そもそも、Aさんのお金の使いっぷりを見ていると本当に実在する人物なのかなとも思いました。さすがにやんちゃすぎるなと(笑)。

 

仮に架空の人物だったとしても、Aさんからは大切なことを学ぶことができます。

 

それはお金をどのように使うのかということです。

 

一般的な会社員は退職金や相続金、宝くじが見事に当たらない限りはいきなりまとまったお金を手にすることはありません。

 

なので、Aさんのような使い方をしてしまうのでしょう。

 

お金は使い方次第で人生を良い方にも悪い方にも導くことのできてしまうものです。だからこそ、冷静に今後必要となる金額、思い切って使っても問題ない金額、などの色分けが必要かと思います。

 

 

Aさんは何を考えるべきだったのか

 

ではAさんはどのように退職金を有効活用すべきだったのでしょうか?

 

私はこのように考えました。

 

考えるべきだったこと
  • 年金受給までどう生活していくか
  • 年金収入や金融資産から今後どの程度のお金が必要か見積もる
  • 本当にやりたいことや買いたいものは何か

理由をお伝えしていきますね。

 

 

年金受給までどう生活していくか

 

今回は年金を65歳から受給するものと仮定します。

 

その場合、定年退職後、5年間は継続安定的な収入が無くなってしまいます。

 

この時点で5年間を耐えうる資産収入(配当や不動産収入)、または十分な預貯金があれば問題ありません。

 

ですが、そうで無い場合は再雇用や再就職をし、労働収入と退職金の一部取り崩しなどが必要でしょう。

 

もちろん、60歳時点でまだまだお元気であれば、フルタイム労働で、しっかり労働収入を得て、退職金の利用を後回しにするのも有効ですね。

 

ですので、Aさんは退職金の使い方や今後の仕事についての考え方など、根本的に順番が逆になってしまったんですね。

 

 

年金収入や金融資産から今後どの程度のお金が必要か見積もる

 

こちらも必須ですね。

 

定年退職は人生の大きな節目だとは思います。

 

40年近く働き、ついに一区切りつくタイミングですからね。ですが、その後も生活は続くわけです。そう考えると、金銭的なこともしっかり見積もる必要があります。

 

まず年金収入はねんきん定期便でどの程度受給見込みなのかを見てみましょう。その上で自分たちの普段の支出と比較して、必要金額にどの程度乖離があるかをチェックすべきです。

 

ねんきん定期便を見る上で参考になりそうなサイトを貼っておきます。

 

ideco.kddi-am.com

 

必要資金の目処がたったら、現在の金融資産のみでどの程度カバーできるかを考えましょう。

 

仮に毎月5万円不足、90歳まで生きる前提で計算すると、5万円×12ヶ月×25年=1,500万円ほどになります。あくまで生活費のみの見積もりとなりますし、仮に高齢に伴って介護施設などに入居が必要となると、+αの費用が発生しますので、ここはコンサバに見積もるべきでしょう。

 

 

本当にやりたいことや買いたいものは何か

 

Aさんは退職金を船旅やリフォーム、スポーツカー購入に充てました。

 

私はこういったことに使うこと自体はなんら問題は無いと思っています。むしろ、お金を使わずに貯めてばかりで、結局元気な内に使うことができませんでしたではあまり意味が無いですからね。

ただ、上述しているように今後の生活も待っているわけです。

 

ですから、まずは考えなければならない部分をご家族もしくはプロのFPに相談すべきです。

 

その上でやりたいことや買いたいものに優先順位を付けましょう。ここまでであれば、後で自分たちが後悔しないなとなれば、もう思い切って使えば良いんです。

 

その意味では、Aさんの船旅やリフォームは妥当かとは思います。ただし、金額はもう少し抑えるべきですね。大金を使う=幸せでは無いはずですからね。正直スポーツカーは軽率だったかな、もともとの憧れに加えて、おそらく周囲への見栄もあったのでしょうが、この手のものは大抵は飽きがきてしまいますからね。

 

 

さいごに

 

本日は退職金をわずか1年で大きく使ってしまった男性の例から、老後に向けてどのような考え方でお金を使っていくべきなのかを考えてみました。

 

お金は時には贅沢に使うべきだと思うんです。ただ、後先考えずに使ってしまうと、後に自分を苦しめる原因になってしまうので、しっかり考えた上で使うべきかなと。

 

それと根本的な解決方法としては、若い内からしっかり資産収入は作っておくべきですし、スキルを磨いて稼ぐ力も養っていくべきですね。

 

人生において、お金は切っても切れないものです。

 

お金のために老後もずっと働き続けなければいけないというのは1度きりの人生、とても寂しいなと思います。

 

私も読んでくださるみなさんも今の内から、少しづつ将来の自分を楽にしてあげるためにお金に関するいろいろな力を磨いていきましょう。

 

本日も本ブログをお読みいただきありがとうございました!

【初心者向け】iDeCoの本質的な利用目的から考える本当に選ぶべき運用商品は?【考察】

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

みなさんは将来に向けた資産運用はされていますか?このタイトルの記事を覗きに来てくれた方はおそらく準備中もしくはすでに始めていらっしゃる方が多いかと思います。

 

今日は老後資金の準備にぴったしなiDeCoについて、実際にどのような商品を選ぶべきなのかを考えてみたいと思います。

 

なお、以前にこんな記事も挙げています。

 

www.morizo-investment.com

 

www.morizo-investment.com

 

良ろしければ合わせて読んでみてください。

 

 

iDeCoや企業型確定拠出年金(DC)の半分強が元本保証商品

 

これらの制度は将来への備えとして徐々に認知されてきているかと思います。現にiDeCoはおよそ200万人、企業型DCはおよそ750万人と、全体で1,000万人近い方が活用されています。

 

このこと自体はとても喜ばしいことだと思います。多くの方が自分たちの将来に向けて今からできることを着実に始めようと行動しているからです。

 

ですが、1つ難点があります。

 

それは確定拠出年金運用先の半分以上が定期預金や保険などの元本確保型商品なのです。

 

 

節税も魅力だが、本来は掛金を自分で運用して増やすべき

 

iDeCoの大きな魅力として掛金拠出時の税制メリットがあります。

※企業型DCでもマッチング制度を活用できるのであれば、同様の効果を得ることは可能です。

 

定期預金や保険でも税制メリットは享受できます。ですが、確定拠出年金の本質は自分で運用して増やすことです。

 

なぜかと言うと、iDeCoは運用益が非課税、受取るときにも税制メリットを享受できるからです。

 

iDeCoでの運用に10年以上の時間を確保できるのであれば、上述した税制メリットを最大限活用するためにも運用は不可欠でしょう。

 

 

選ぶべき投資信託とは?

 

ではiDeCoではどのような投資信託を選ぶべきでしょうか?

 

私は誰でも実現可能な投資方法をご紹介していきたいと思っています。ですので、シンプルなインデックスファンドを中心に運用していくのが多くの人にオススメです。

 

上記を踏まえると、オススメの投資方法は以下になります。

 

オススメの投資方法
  • 米国株式ファンドへの投資
  • 全世界株式ファンドへの投資
  • バランス型ファンドへの投資

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

米国株式ファンドへの投資

 

オススメ商品

 

米国インデックス投資ですね。これは私もつみたてNISAや特定口座を活用してやっています。

 

世界一の経済大国である米国全体に投資をする方法です。

 

米国株式市場は長期的に右肩上がりの市場を形成しています。

 

長期的な人口増加に伴う経済の安定成長、米国の株主重視の文化、指数組入企業の新陳代謝が活発など、多くの理由からこれまで上昇を続けてきました。

 

当然、これからも同様に上昇し続けるかは誰も分かりません。ですが、私たちが生きている間は多少の上下はあるものの、長期的には右肩上がりの可能性が高いと思います。

 

 

全世界株式ファンドへの投資

 

オススメ商品

 

こちらは全世界株式へのインデックス投資です。

 

上述した米国投資でも私は十分かなとは思っていますが、死角なしと言うわけではありません。

 

例えば、2000年代の米国株は10年近く低迷が続きました。ITバブルの崩壊や世界同時多発テロ、後半はサブプライムローン問題やリーマンショック、などの株式にとってはとてもマイナスとなる出来事によるところが大きいです。

 

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2000年代のS&P500 長期低迷が続いていた

 

米国株低迷時のBRICSの台頭や、2012年以降のアベノミクスに伴う日本株の上昇など、どこが上昇するか予想をするのはとても困難です。ですから、全世界をまるっともってしまうのが結局良いのではとの考えです。

 

積極的に増やしたいけど、どこの国が良いかわからないよ(泣)」という方はこちらの投資方法がオススメです。

 

 

バランス型ファンドへの投資

 

オススメ商品

 

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは国内外の株式、債券を半分ずつ保有、比率は市場の規模に応じて適宜調整するため、こちら一本で世界経済の成長を取り込むことが可能です。

新興国債券は含みません。

 

eMAXIS Slimバランスファンドは全世界の株式、債券、不動産を8つに均等分散して、保有するファンドです。セゾンと比較すると不動産も保有するため、より分散の効くファンドとなります。

 

これらの商品はブレ幅を縮める効果も期待できますし、毎年優秀なパフォーマンスを出す資産クラスが違うことを考えると、広く分散することでそれらの恩恵を余すことなく享受ができるのではないでしょうか?

  

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各年毎の資産別パフォーマンス どの資産が毎年伸びるか予想は難しい

 

 

さいごに

 

本日はiDeCoの利用目的を再度考え、その上でどのような商品で運用していくべきかを自分なりに考えてみました。

 

資産運用はほどほどの距離感でできるものが多くの人に合うと私は思います。そういう意味で今回ご紹介した商品はまさに適したものではないでしょうか?

 

これからも少しでもタメになる情報を発信していこうと思いますのでよろしくお願いします。

 

本日も本ブログをお読みいただきありがとうございました!

【考察】納得いかない派遣切りにあってしまった方の事例から考える備えておくべき事とは?

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

いつものようにネットサーフィンをしていたら、個人的に考えさせられる記事を見つけましたのでご紹介したいと思います。

 

www.asahi.com

 

こちらの記事ですね。

 

 

記事要旨

 

 

本記事ではいすゞ自動車でおよそ23年間、トラックのエンジン設計に携わった派遣社員の男性について紹介されています。

 

こちらの男性ですが、2019年12月にいすゞ自動車より「業務量が不十分かつ、周りとの意思伝達も取れていないこと」を理由として、契約を打ち切られました。

 

 

これまでの経歴

 

 

この男性はこれまでどのような経歴となっていたのでしょうか?記事内で紹介されているので見ていきましょう。

 

男性は就職氷河期の1995年、工業系大学の機械工学科を卒業、機械メーカーに就職。やりたかった設計の仕事ができず、2年で辞め、派遣会社の社員となりました。

 

その後、すぐにいすゞ自動車への派遣が決まり、以降およそ23年、同社のエンジン設計業務に携わったそうです。

 

もともと半年や1年更新だった派遣契約は、リーマンショック後の2009年から3ヶ月更新となったとのこと。

 

景気次第でいつ解約されるかわからなかったため、正社員として登用されたかったが、波風を立てないよう黙っていたそうです。

 

歳を重ねるごとに月収も増え、手取りで30万以上に。奥さんと娘さん1人を養い、35歳の時に新築で購入した一戸建て住宅のローンを毎月11万払うも、家計のやりくりはできていたそうです。

 

 

現在は?

 

 

現在、男性は個人で加入できる労働組合に加入し、いすゞ自動車や派遣元企業と交渉中。昨年6月には県の労働委員会に対して、不当労働行為救済の申し立てをし、いすゞなどに誠実に応じるよう求めているとのことです。

 

また、自宅待機も続いているそうです。派遣元からは毎月10万円の支給はあるものの(派遣契約解除に伴う休業補償?)、住宅ローンの支払いもまだ10年以上あり、貯蓄を取り崩さずしかないとのことです。

 

 

記事を見て思ったこと

 

 

前提として、私は正社員として銀行員の業務をさせていただいています。その観点から言うと、無期雇用契約となるため、ありがたいなと思いました。

 

この機会に今回のいわゆる派遣切りの実態がどのようなものかを色々と調べてみました。ですが、調べてみて分かったのが、この問題はとても複雑で派遣先企業、元企業、派遣社員の誰かが明確に悪いと言うわけではなさそうだということです。

派遣社員が明確な原因となりうる事由で契約打切りであれば別です。今回の記事ではその詳細までは述べられていませんでした。

 

派遣先や元企業が簡単に派遣社員を解雇してはいけない理由はこちらの記事にて知りました。

 

news.yahoo.co.jp

 

ですが、実態としては今回のように派遣切りが起きてしまっています。

 

では、これがもし自分自身が当事者になってしまったらどのようにしておくべきだったのかを考えてみようと思います。

 

私だったら以下3点をやっていくかと思います。

 

  • 正社員登用ができないか交渉してみる
  • いつ派遣切りされても大丈夫なように自身のスキルを磨いておく
  • 資金面での備えをしておく

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

正社員登用ができないか交渉してみる

 

 

記事内で男性が言及していたように、契約社員は景気次第でいつ解約されるか分かりません。

 

であれば、守るべき家族もいますから、まずは自分の雇用の安定化を最優先で考えるべきではなかったのでしょうか?

 

新卒での入社時期は就職氷河期ではあったかと思いますが、例えば2005~2008年、またリーマンショックが落ち着いた2012年以降など動けるタイミングはあったのではないかと思います。このようなタイミングで正社員採用を目指した転職活動はむずかしかったのでしょうか?

 

また可能性は低いです派遣先企業への正社員登用の方法を探ってみたり、紹介予定派遣制度を活用すべきだったのかなと思います。

 

紹介予定派遣制度はこちらの記事で勉強させていただきました。

 

plusad.co.jp

 

 

いつ派遣切りされても大丈夫なように自身のスキルを磨いておく

 

 

これはすごく自戒を込めてです(笑)。

 

やっぱり今の世の中、1つの企業で終身雇用で働けるとは思わない方が良いかと思います。派遣社員なら尚更です。

 

派遣社員の待遇はもちろんですが、正社員でも早期退職勧奨や希望退職募集などの実質的なリストラがあります。

 

ですから、広く通じるスキルや自分で稼ぐためのスキルは必須なのだなと痛感しました。

 

資産運用でお金をふやしつつ、副業で会社に依存しない収入を構築していくことが今後の世の中を上手に生きていく1つの答えとして、日々勉強し、スキルを磨く必要がありますね。

 

 

資金面での備えをしておく

 

 

上述した正社員登用が難しい場合は、それ相応のトラブルに備えておくべきです。

 

今回のような雇用打切りがまさに備えるべきトラブルの最たる例ですね。

 

私だったら、住宅購入をとても保守的な予算で検討し、十分な貯蓄を確保できるようにするかなと思います。

 

記事内の男性は「奥さんと娘さん1人を養い、35歳の時に新築で購入した一戸建て住宅のローンを毎月11万払う」状態です。ローン返済が手取りの3割ほどある時点で潤沢な貯金があるとは少し考えづらいです。

 

おそらく、この方の年収は500万円程度ではないかと思います。

※手取り30万円=月収総額およそ40万円程度、ボーナスなしと仮定。

 

その場合はこちらの年収に対してのおよそ15%程度の負担率で借入可能額を考えます。つまり、年間返済可能額75万円、毎月返済額62,500円程度となります。

 

仮に正社員ならもう少し負担率をあげても良いかなとは思います。

 

今回の記事はマネー相談の類ではないので、推測でしかありませんが、この金額であれば毎月の貯金をある程度確保できますからね。

 

あとは貯金できている資金の一部を資産運用で長期的に増やしていくべきですね。

 

 

さいごに

 

 

本日は派遣切りにあってしまった方の事例を紹介し、自分だったらどのようにすべきかを考えてみました。

 

新型コロナウイルスの影響で多くの企業が業績悪化が懸念されています。

 

私が勤めている銀行も当然収益は悪化しています。もちろん、銀行の場合は歴史的低金利に伴う利鞘低下が以前よりずっと懸念されていることも関係していますが。

 

いつ自分にもこういったトラブルが起きるかは分かりません。

 

「うわ、大変だな。」とただただ思うのではなく、今から私たち自身でできる対策が何かを考え、行動していく必要があるなと感じました。

 

本日も本ブログをお読みいただきありがとうございました!

【雑談】仕事って辛いことに耐えることを言うの?私が上司から言われて、疑問に思ったことをツラツラと書いていきます【銀行員のリアル?】

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

本日ですが、いつもとは少し趣旨を変えて記事を書いていこうと思います。もしかしたら、愚痴にならないように気をつけますね(笑)。

 

繰り返しになりますが、私は銀行員として、多くのお客さまへ住宅ローン、投資信託、保険などの商品提案を行っています。

 

本当に必要なものを必要としてる人に届けるこれを信条として、営業に取り組んでいます。数字のためなら、なりふり構わずという方を見ていて、これを続けていたら罪悪感で自分のメンタルがやられてしまうと思って以降、考え方が変わりました。

 

信条はあるとは言え、営業ですから、実績をあげないわけにはいきません。なので、金融知識をたくさん習得し、お客さまにお伝えし本当に必要なものに気づいてもらうよう営業しています。

 

そんな状況なので、実績をあげることに苦戦することがしばしばあります。そうすると、マネージャークラスから飛んでくるんですよね、怒号が(笑)、「おい?何してんだよ?本当にこんなんで良いのかよ?」てな感じですね。

 

営業ですから、言われること自体は仕様がないです。ただ、そこで言われることで何点か「本当にそうなの?」と思うことがあるので、私の感想と合わせて書いてみたいと思います。

 

 

「君のためを思って言っているんだよ?だから応えてくれよ!」

これよく言われるんですよね。

 

大抵はこれと一緒に「俺の時はこうだった。」が添えられます(笑)。

 

多くの方が経験あると思うんですけど、結局自分語りをしつつ、過去の実績などでこちらへマウントしにくる感じなんですよね。たぶん、こうすることでこっちがマネージャに憧れて付いてくると思っているんでしょう。

 

ただ、本当に付いていきたいなってそうじゃないんですよね。

 

例えば、自分が本当に苦しんでいる時に何に苦しんでいるのか、その悩みを踏まえてどう行動していくべきなのか、こういったことを解答までは難しくても、一緒に悩み、アドバイスをくれる方だと、付いていきたいなって思えます。

 

私が会社で上のポジションにいくことになったら、反面教師にして、自分では歩み寄れる人間になりたいですね。いきたいとは思わないんですけどね(汗)。

 

 

「もっと上を目指しているんだろう!?」

いや、目指してないよ(笑)。

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正直、今の仕事で上の立場は目指していないです。

 

サラリーマンとして、上の立場を目指さないこと自体は致命的かもしれません。ただ、今の職場で上を目指してしまうと、その分お客さまとの相談機会が著しく減ってしまうんですよね。

 

私は最終的には銀行員として個人のお客さまへ提案を行っていた経験を活かして、独立できたら良いなと思っています。

 

上の立場になってしまうと得られる経験値が少なくなってしまいますし、上の方々を見ていると、よく言えば仕事人間、言葉選ばないと社畜なんですよね。なんか、自分の考えとかは関係なく「会社から言われているから仕方ないんだよ。」って、そんなの寂しすぎて嫌なんです。

 

だから、「もっと上を目指しているんだろう!?」マウントマネージャーにはこう言いたいです。「それで奮起させようとしても無駄ですよ?そう言ってやる気の出る方を上手にコントロールして、あなたは出世頑張ってください☺️と。

 

我ながらひねくれていますね(笑)。

 

 

「サラリーマンは結局会社に言われてことを耐えながらやるしかないんだよ。」

いやいや、そんな気持ちで毎日仕事してて楽しいですか??

 

何を言われても大抵は多少返事はします。それが疑問を抱かざるを得ないことでも、一応は「そうですね。」って。

 

ただ、これだけは固まってしまいましたね。だって、何も楽しいと思わないものに仕様がないからって諦めてやっていたら、ただストレスをためるばかりだし、そんな後ろ向きじゃスキル向上にもつながらないし。

 

それに人生の大半って仕事をする必要がありますよね?仮に毎日8時間、65歳までだとすると、20歳からだと45年間。1ヶ月20日勤務と仮定してもだいたい86,000時間ですよ。

 

人生90年で800,000時間くらいだとしたら、1割以上は仕事に充てる必要があるわけです。そんな時に仕様がないからやるしかないんだよって諦めていたら、人生自体を蔑ろにしてしまいそうです。私は嫌です。

 

 

さいごに

今日は今までとは趣旨を変えて、仕事で上司に言われて???と思ったことを自分の気持ちの整理と合わせて、書いてみました。

 

私は社会人歴6年目です。実際にもっと長く大変な状況を経験している方からしたら、「甘えたことを言ってんじゃない!」「そんなの綺麗事だよ。」ってお叱りを受けるかもしれません。

 

ただ、綺麗事を言って何が悪いんですか?自分の人生、耐え忍んでばかりじゃ本当にもったいなって思います。

 

結局、仕事を人生にとって有意義なものにできるかどうかも、資産運用を活用して、お金に困らない人生を作っていくのも自分次第なのかなと思いました。

 

今日はこんな駄文にお付き合いくださって、ありがとうございました(笑)。メインはお金に関しての記事を書いていきますが、たまに息抜き程度にこういう記事も書いていこうと思います。

 

本日も本ブログをお読みいただきありがとうございました!

【初心者向け】リスクを高めず利益を高める方法とは?

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。
 
突然ですが、資産運用におけるリスクがどのような意味かご存知でしょうか?
 
リスクとは値段のブレ幅を言います。一般的に言われるハイスクハイリターンとは価値が上下に大きく乖離することです。ですので、高い利益を出したい場合、その分下がる可能性についても許容する必要があるということですね。
 
その考え方があったので、これから紹介する記事を見たときにはビックリしました。ただ、読んだ後は「なるほど!」と感心したので、みなさんにも紹介したいと思います。
 

www.nikkei.com

※途中までしか読めない方は無料会員登録がオススメです。毎月10本まで無料で読めます。

記事要旨

筆者は資産運用の「リスクを高めず利益を高める方法」について紹介するとのこと。
 
一般的には「リスクを高めず利益を高める」というと、そんなうまい話あるかい!と思ってしまいますが、制度を上手に活用することで実現可能とのことです。
 
 

アセットアロケーション

ところで、みなさんは「アセットアロケーション」という言葉をご存知ですか?
 
これは自分の資産をどのアセットクラス(資産カテゴリー)に配分するかを決める比率のことを言います。
 
例として、資産の半分を定期預金、もう半分を株式にしましょう。また、投信を活用して、国内外の株式・債券を均等に25%づつ配分する、このようなことをアセットアロケーションと言います。

 

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アセットロケーション

では「アセットロケーション」こちらはどうでしょうか?
 
こちらは異なる制度が存在する場合、どの制度を使って、どの商品を運用するかを決めることを言うそうです。
 
運用益に対しての課税がない、いわば「非課税の器」がある場合はここにどのような金融商品を入れるかを決めることをアセットロケーションと言います。そして、このアッセとロケーション次第で冒頭にお伝えした「リスクを高めず利益を高める」ことが可能となります。
 

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具体例で見てみると?

ではこの非課税の器をどのように使うべきか、具体例を見てみましょう。

 

例えば、手元の資金100万円を50万円ずつ、定期預金と投信に充てるとしましょう。これは「アセットアロケーション」ですね。その際に、半分の50万円を非課税で運用できるとしたらどうでしょうか?

 
非課税の器活用の具体例
  • ケース① 定期預金50万円:非課税、投信50万円:課税
  • ケース② 定期預金50万円:課税、投信50万円:非課税

仮に定期預金の利率を年0.1%、投信の利益を年3%と仮定した場合で上記の結果をそれぞれ見てみましょう。

 

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ケース①

定期預金は非課税のため手取り0.1%は変わらず、対して投信は3%の利益に20%(復興特別所得税は考慮せず)の課税が発生するため手取りは2.4%となります。これらを加重平均すると100万円に対して実質1.25%の利益となります。

 

 

ケース②

こちらは定期預金0.1%に対して、20%の課税が発生するため手取りは0.08%、一方で投信は非課税となるため3%のままです。こちらも①と同様に加重平均すると1.54%となります。

 
結果的に①と②では投資先自体は全く同じなのに2割以上のパフォーマンスの差が生まれます。ちなみに1年で比較すると大した差ではありませんが、20年ほどで比較するとおよそ7〜8万円の差が生まれました。もう一度言いますが投資先は同じで!です。
 
年利3%目標はとても手堅い投資になるかと思います。例えば、これがもう少しアグレッシブな投資先を選ぶ、または初期投資に加えて、毎月の積立投資などを加えると、より顕著な差が生まれるでしょう。

 

 

iDeCoでは投信が効果的

上記のようなケースを実例として、活用できる制度として真っ先に挙がるのがiDeCoです。ちなみにNISAやつみたてNISAは個別株や投信、ETFからしか選択できません。ですので、今回はわかりやすいようにiDeCoを紹介しています。
 
iDeCoでは掛金拠出の際にどの金融商品を選ぶかはご自身の判断となります。
 
リスク許容度によって、どの商品が適切かは分かれてきます。仮に保有期間中の値下がりが精神衛生上、許容できない場合は当然ですが元本保証の商品から選ぶべきです。
 
ですが、もしリスクを取ることが可能であれば、iDeCoでの最適解は理論上期待リターンの高い商品となります。上述しているように非課税の恩恵をフルに享受するためですね。
 
ちなみに筆者は69歳の現在もご自身の確定拠出年金では期待リターンの一番高い新興国株式で投資中で70歳まで続けるそうです。新興国株式はボラティリティ(値段の変動幅)がとても大きいので、私なら厳しいかなと思いますが、さすがプロですね。
 
最後に述べられている意見がとても大切だと思いますので、以下に引用しておきますね。
 

リスクとリターンのトレードオフというのは市場原理においては当然のことだが、国が定めた制度はしばしば市場原理に合わなかったり、それを上回ったりることが起こり得る。大切なことは、それらの制度の仕組みを正しく理解するとともに有効に活用することだろう。

 

 

さいごに

本日はリスクを高めず利益を高める方法についてご紹介しました。
 
最初こちらの記事を見つけた時は「そんな都合の良い話ないでしょう?」と思っていました。記事を読んだ後は「当然iDeCoやつみたてNISAといった非課税の器は使う方が良いのは理解してたけど、実例で見るとより顕著だな。」と改めての気づきを得ることができました。
 
それともう一つ、この前書いた記事でも少し触れたことだ!ってなりましたね(笑)。
 
筆者が最後に述べていたように制度の仕組みを正しく理解し、有効活用することが大切だと再認識しました。また、同時にこれらをより広く周知する、そんな活動からみなさんのお手伝いをできたら嬉しいなとも思いました。
 
本日も本ブログをお読みいただきありがとうございました!