銀行員モリゾーのマネーブログ

銀行員モリゾーが日々のお金に関してのニュースや考えを発信していくブログです。また職場では言えないぶっちゃけ話もできればと思っています。よろしくお願いします!

【初心者向け】大切な資産を守りましょう!狙われているのはみなさんの〇〇かも知れません!?現役銀行員が金融機関から騙されない方法についてお話します。

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いつもありがとうございます。

モリゾーです。

 

今回はちょっと刺激的なタイトルですね(笑)。

 

お伝えしているように私は銀行で個人向けの営業をしています。

住宅ローン融資や投信、保険販売がメインになります。

 

みなさまもご存知の通り、近年日本は超低金利が常態化しているため、銀行は従来の利ザヤで稼ぐビジネスが困難となっています。そんな状況もあり、収益性商品を売る営業が盛んに行われているわけです。

 

私はその現状がどうしても良いとは思えません。

 

今回は金融機関にみなさんや周りの方が騙されない方法について、私なりの考えをお伝えしていこうと思うので、ぜひ見ていただければと思います。

 

 

モリゾーの考える理想的な銀行員とは?

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私はメジャーな金融商品すべてをワンストップで適切に提供できる銀行員が理想だと思っています。

 

銀行では数多くの金融商品を取り扱っています。預金や国債、投信、外貨預金、保険、各種ローンなど、とてもバラエティー豊かに商品をご案内できます。

 

ですので、それぞれの商品をよく理解し、それらに付随する知識(公的保障、税制、マーケットなど)を持っておけば、お客さまのライフイベントへのお手伝いをワンストップで行うことが可能です。

 

お金に関しての相談って全てが絡んでいると思いませんか?

 

なので、みなさんそれぞれが本当に合うものって何だろう?にお応えできる銀行員になりたいなと常日頃思っています。

 

 

実際の銀行員はどうなのか?

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では実際の銀行員はどうでしょうか?

 

残念ながら、上述したような銀行員は少ないです。多くの銀行員は会社からの指示を忠実にこなします。つまり、会社が望む金融商品を販売するプロになれるわけです。

 

例えば、収益性重視で保険販売を強化せよと号令があった場合には、ほんの1週間前には「この投信は旬なテーマを扱っていまして、未来有望です!」から、「こちらの保険商品であれば、しばらく使わないお金の置き場として最適です!」と見事な変貌を遂げます。

 

少し前までは投信を販売していたのに、会社の号令一つで保険販売に完全シフトする、これができてしまいます。

 

なので、お客さまファーストではなく、会社の収益ファーストになってしまっています。

 

 

狙われているのはみなさまの○○!?

 

銀行営業はとても上手にできています。

 

言葉を選ばずに言うと、金融リテラシーのないお客さんをカモにしています。

 

本ブログをお読みいただいているような金融知識の豊富な方はまず問題ないかと思います。

 

ですが、みなさんの周りの方(特に親御さん)はどうでしょうか?やはりみなさん程は知識豊富!とまでは難しいのではないかなと思います。

 

例えば、50歳後半以降の方はたくさん預金されていて、運用せずにそのまま放置しているケースが多いです。

 

銀行では顧客管理システムを活用し、そういった方々の抽出がされています。加えて、それらの方々に刺さるようなセールストークが常に展開されています。

 

ですので、みなさんの親御さん世代に魔の手が伸びている可能性は十分あり得ます。

 

たまにで良いので、お金についての相談に乗ってあげてください。

 

 

銀行員から大切な資産を守るためにすべきことは?

 

ここまで、銀行員の現状や狙われているのはみなさんの周りの方ではないかとお伝えしてきました。

 

その上で大切な資産を守るためにどんな方法が適切でしょうか?

 

私は以下の2点を意識することが大切だと思います。

 

なお、銀行にはそもそも行くなというごもっともな意見はあるかと思いますが、今回はそちらは除きます。ご自身で調べて行動に移せる方は問題ありませんが、一定数は対面で相談したいというニーズをお持ちの方がいるのも事実ですからね。

 

大切な資産を守るために
  • あなたなら買いますか?と逆質問してみる
  • なぜ、その商品がベストなのかを詳しく聞いてみる

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

あなたなら買いますか?と逆質問してみる

 

ぜひ聞いてみてください。

 

多くの銀行員はこれを聞かれたら怯むと思います。

 

先ほどもお話していますが、銀行員のほとんどはあくまで販売のプロでしかありません。つまり、明確なニーズを汲み取って提案しているのではなく、会社の指示でやっているケースがとても多いです。

 

ですので、このように急な逆質問をされるとボロが出る可能性が高いと思います。例えば、商品紹介の時は饒舌だったのに、自分の立場ならどうかと聞かれると、明確な意見を述べられない、とかですね。

 

 

なぜ、その商品がベストなのかを詳しく聞いてみる

 

提案される商品はいわゆるよく売れている商品が多いです。

 

「よく売れているのだから良い商品でしょ?」は勘違いで、収益性が高く、売りやすい商品だからです。

 

なので、なぜその商品が自分に合っているのかをぜひプレゼンしてもらいましょう。

 

その際にみなさんが想定されているライフイベントを確認し、それらに関する客観的なデータを提示、その上で必要金額やリスクを示し、それらに必要な商品はこれです!とプレゼンしてくる、そしてそれらがみなさんの中で納得いくものであるならば、その銀行員は信頼しても良いかと思います。

 

 

さいごに 

 

本日は銀行員なのにこんな記事大丈夫なの??と思われるような内容を書いてみました(笑)。

 

私ができる限りお客さまの金銭面での不安を和らげるものを提案したいと思っています。そうじゃないと仕事をしていて、気持ち良くないんですよ。

 

なので、会社や自分の成績のみに固執し、それっぽく営業している銀行員を見ているとモヤモヤしてしまうんです。

 

みなさんの大切な資産を守ることはもちろんですが、正しい判断をできる方が一人でも多くなれば、銀行営業のあり方も変わってくるかと思ったので、今回のような記事を書いてみました。

 

これからもたまにはこんなテイストの記事を出してみようかなと思うので、ぜひ読んでみてください。

 

本日も本ブログをお読みいただき、ありがとうございました!