【初心者向け】iDeCoの本質的な利用目的から考える本当に選ぶべき運用商品は?【考察】
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いつもありがとうございます。
モリゾーです。
みなさんは将来に向けた資産運用はされていますか?このタイトルの記事を覗きに来てくれた方はおそらく準備中もしくはすでに始めていらっしゃる方が多いかと思います。
今日は老後資金の準備にぴったしなiDeCoについて、実際にどのような商品を選ぶべきなのかを考えてみたいと思います。
なお、以前にこんな記事も挙げています。
良ろしければ合わせて読んでみてください。
iDeCoや企業型確定拠出年金(DC)の半分強が元本保証商品
これらの制度は将来への備えとして徐々に認知されてきているかと思います。現にiDeCoはおよそ200万人、企業型DCはおよそ750万人と、全体で1,000万人近い方が活用されています。
このこと自体はとても喜ばしいことだと思います。多くの方が自分たちの将来に向けて今からできることを着実に始めようと行動しているからです。
ですが、1つ難点があります。
それは確定拠出年金の運用先の半分以上が定期預金や保険などの元本確保型商品なのです。
節税も魅力だが、本来は掛金を自分で運用して増やすべき
iDeCoの大きな魅力として掛金拠出時の税制メリットがあります。
※企業型DCでもマッチング制度を活用できるのであれば、同様の効果を得ることは可能です。
定期預金や保険でも税制メリットは享受できます。ですが、確定拠出年金の本質は自分で運用して増やすことです。
なぜかと言うと、iDeCoは運用益が非課税、受取るときにも税制メリットを享受できるからです。
iDeCoでの運用に10年以上の時間を確保できるのであれば、上述した税制メリットを最大限活用するためにも運用は不可欠でしょう。
選ぶべき投資信託とは?
私は誰でも実現可能な投資方法をご紹介していきたいと思っています。ですので、シンプルなインデックスファンドを中心に運用していくのが多くの人にオススメです。
上記を踏まえると、オススメの投資方法は以下になります。
- 米国株式ファンドへの投資
- 全世界株式ファンドへの投資
- バランス型ファンドへの投資
1つずつ見ていきましょう。
米国株式ファンドへの投資
米国インデックス投資ですね。これは私もつみたてNISAや特定口座を活用してやっています。
世界一の経済大国である米国全体に投資をする方法です。
米国株式市場は長期的に右肩上がりの市場を形成しています。
長期的な人口増加に伴う経済の安定成長、米国の株主重視の文化、指数組入企業の新陳代謝が活発など、多くの理由からこれまで上昇を続けてきました。
当然、これからも同様に上昇し続けるかは誰も分かりません。ですが、私たちが生きている間は多少の上下はあるものの、長期的には右肩上がりの可能性が高いと思います。
全世界株式ファンドへの投資
こちらは全世界株式へのインデックス投資です。
上述した米国投資でも私は十分かなとは思っていますが、死角なしと言うわけではありません。
例えば、2000年代の米国株は10年近く低迷が続きました。ITバブルの崩壊や世界同時多発テロ、後半はサブプライムローン問題やリーマンショック、などの株式にとってはとてもマイナスとなる出来事によるところが大きいです。
米国株低迷時のBRICSの台頭や、2012年以降のアベノミクスに伴う日本株の上昇など、どこが上昇するか予想をするのはとても困難です。ですから、全世界をまるっともってしまうのが結局良いのではとの考えです。
「積極的に増やしたいけど、どこの国が良いかわからないよ(泣)」という方はこちらの投資方法がオススメです。
バランス型ファンドへの投資
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは国内外の株式、債券を半分ずつ保有、比率は市場の規模に応じて適宜調整するため、こちら一本で世界経済の成長を取り込むことが可能です。
※新興国債券は含みません。
eMAXIS Slimバランスファンドは全世界の株式、債券、不動産を8つに均等分散して、保有するファンドです。セゾンと比較すると不動産も保有するため、より分散の効くファンドとなります。
これらの商品はブレ幅を縮める効果も期待できますし、毎年優秀なパフォーマンスを出す資産クラスが違うことを考えると、広く分散することでそれらの恩恵を余すことなく享受ができるのではないでしょうか?
さいごに
本日はiDeCoの利用目的を再度考え、その上でどのような商品で運用していくべきかを自分なりに考えてみました。
資産運用はほどほどの距離感でできるものが多くの人に合うと私は思います。そういう意味で今回ご紹介した商品はまさに適したものではないでしょうか?
これからも少しでもタメになる情報を発信していこうと思いますのでよろしくお願いします。
本日も本ブログをお読みいただきありがとうございました!